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2012年10月

スタディ18期応用実践コース 第6回目

2012年10月23日(火)時々

○○ 午 前 ○○

『園芸実習14-宿根草の育て方』

講師 :山 浩美先生

 (㈲山×高瀬計画室代表取締役社長

     恵泉女学園大学非常勤講師・当会顧問)

今日は 「霜降」

寒冷前線の通過で、

雨が降ったり・・晴れたり・・

実習

①秋冬野菜に追肥をしました

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グァノ(有機リン酸肥料)①:油かす①:米ぬか④の配合

②サツマイモの収穫第一団

・つるの柔らかい部分は、きんぴらに!

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葉を取ったツルは、巻いてリースの土台にします。

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・こんなに大きなサツマイモが!!!

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③ ホウレンソウ(次郎丸)、ルッコラ、カモミールを

播きました。

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記 :向井

○○ 午後 ○○

「医療リハビリテーション関係講座2-理学療法」

講師 : 前川 有一朗 先生

(理学療法士・(株)前川ケアサービス代表・鍼灸師・マッサージ師)

なでる なめる 温める ・・・

痛みを負ったときに行う本能的な行動が理学療法の基になっている

というお話から前川先生の講義が始まりました。

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前回の「作業療法」に続き「理学療法」。

はじめのお話のとおり、

赤外線やマイクロウェーブで患部を温める物理療法や、

筋肉を揉みほぐしながら障害が生じた部位を直接動かす運動療法が中心の

理学療法の分野では、園芸療法という考え方はこれまで

あまり馴染みのない存在でしたが、

前川先生はJHTSとの出会いをきっかけに、

「園芸を行う」という行為にたいへん興味を持ち理解を深めてくださり、

ご自分の分野に積極的に取り入れてくださっています。

先生のデイケア施設には、たくさんのベッドや温熱機器、

リハビリマシーン、バランスボールなどと一緒に

素敵なお庭があります。

季節の野菜を収穫して利用者の皆さんと食べているそうです。

明るくて開放的なリハビリ風景の写真をたくさんご紹介していただきました。

「リハビリ」って、一般的には

辛い、痛い、続かない、なんてイメージありますよね。

先生は『出来る限り具体的な目標をたてる』ことが大切だ、とおっしゃいました。

ただ「歩けるようになる」ではなく、

「○○デパートに買い物に行く」

「電車に乗って孫に会いに行く」 などなど・・・。

その行為のためには何をすればよいのか?が明確になり、

達成されたか否かの判定もしやすい、とのこと。

目標は全スタッフが共有し、ことあるごとに口にする。

小さな変化も見落とさず、具体的に褒め、一緒に喜ぶ。

利用者のモチベーションの維持には欠かせないスタッフ同士の連携プレーですね。

私たち園芸療法の実践者にとっては、

お庭で行われている園芸作業が、

お日様の光をたっぷりと浴びながら体力の維持向上を図り、

時には少々キツイ姿勢になったり、体のバランスをとったり、

立ったりしゃがんだり手を伸ばしたり・・・

利用者さんの目標達成のためにしっかり貢献していることを、

改めて実感させていただけるお話でした。

講義の後半は、理学療法の視点から、

体が動く仕組みについて解説していただきながら、

実際に自分たちのカラダを使って確認をしました。

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園芸の中での様々な作業のひとつひとつを大切にしながら

リハビリテーションに結び付けていくヒントをたくさんいただいた気がします。

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記 : 田渕

第18期スタディコース 応用実践第5回 STEPUP講座vol.12

2012年10月8日(日)、9日(月)
園芸リハビリテーション関係講座1-「作業療法」及びJHTSステップアップ講座

講師 : 山根 寛 先生 

(日本作業療法士協会副会長・京都大学大学院医学研究科教授・

 日本園芸療法学会理事・当会顧問)

10/7、8は、2日間におよぶステップアップ講座が行われました。

講師は山根寛先生。毎年多くの会員や一般の方々が聴講にいらっしゃいますし、

2日間のうちの1日目はスタディ生の必修にもなっています。

山根先生は長きにわたってJHTSの顧問を引き受けてくださっていて、

澤田先生はじめ私たち実践者を常に見守っていてくださっています。

園芸、植物がある場、植物を介した人と人との関わりが、

いかに有効か、どうして有効なのか、を

たくさんのキーワードのひとつひとつを紐解きながらお話してくださる、

とっても素敵でチャーミングな「ZI‐ZI」です(笑)!

思わぬ病、ココロや体に起こる障害は、作業のいとなみの障害=「ほころび」

リハビリとは「ほころび」を繕い新たな人生を紡ぎ直すこと。

それまでできていたことを工夫してもう一度それに近いカタチでできるようにすること。

もしたとえ「できない」という結果が見えていたとしても、

そこへどんなプロセスでたどり着くかが大切。

結果の受け止め方がまったく違ってくる。

日頃よく使っている「QOLの向上」という言葉。

生活の質の向上とは、ただ楽しい時間を過ごすことではなく、

その人が心から充実した時間を過ごしたことを実感しないとダメなんだ、

と改めて痛感しました。

講座の内容をすべてご紹介できないのが残念ですが・・・

今回聴き逃してしまった方、ぜひ来年はご参加ください。

先生から次回開催のお約束もいただけましたので!!

先生は、先生の中に溜まっているコトバの数々を詩というカタチで

まとめていらっしゃいます。

先生のHPや著書で紹介されていますので、そちらもぜひご覧ください。

毎年の講座の中でそれらのいくつかを先生自ら読み解いてくださるのですが、

そのコトバの奥の奥にある本当の意味を知ることができると

「腑に落ちる」ことばかりですよ。

2日目の午後には事例検討会と称して実践者の発表がありました。

今回は10期生の高木さんによる活動の事例を通じて、

現状、背景の把握と問題点の絞り出し、先生と会場全体で意見を出し合う

という形式です。

実践者の多くは常勤ではなく施設などを訪問して活動しているケースが多く、

同じような問題や悩みを持つひとが多かった様子でした。

今回高木さんは先生から、

この検討会での結果を持ち帰り、状況を改善すべくリトライして、また結果を報告する・・・

という宿題を出されました。

キーワードは「遊びきる!」

高木さん、次の報告も楽しみにしてまーす。お疲れ様でした。

そして山根先生、2日間本当にありがとうございました。

今後ともよろしくお願い致します。

記 : 田渕

スタディ18期応用実践第5回

2012年9月25日(火)

○○ 1 日 ○○

共働舎施設実習3-「秋冬野菜を一緒に育てよう」

前期の夏野菜に続き、後期も12/4の収穫パーティーに向けて

共働舎のメンバーさんと一緒に野菜づくりをします。

スタディ生もメンバーさんも、前期の班分けと同じ顔ぶれで行います。

久しぶりの再会をお互いに心待ちにしていた様子。

笑顔と笑い声のあふれる一日でした。

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今回の実習から、何を育てるかもパーティーのメニューも畑での作業もプログラムの進行も、

すべてスタディ生が仕切ります。

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メンバーさんとの信頼関係も少しずつ出来始めていて、

前期でのアセスメントを活かした声がけや材料、道具の準備が行われていたようです。

萩原施設長からも、

「前期でよく関われていて良い雰囲気。いい風が吹いている感じです。」

とのお言葉をいただきました。

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自然体で構えがない関わり方はとても敏感に伝わるとのこと。

よい循環が生まれているようです。

12月まで、また忙しい昼休みになりますが、

スタディ生の皆さんとても活き活きして、いい顔してますよー!

記 : 田渕

スタディ18期応用実践第4回

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2012年10月2日(火)

○○ 午 前 ○○

「園芸実習13-球根の育て方」

講師 :山 浩美先生

 (㈲山×高瀬計画室代表取締役社長

 恵泉女学園大学非常勤講師・当会顧問)

ヒヤシンスの球根は各自お持ち帰り。

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11月に水耕栽培の宿題

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★POINT★

球根は痛みがなく、重いもの(皮は不要)を選びます。

畑で・・・Img_1351
こまつな・春菊・金町こかぶ・ベビーキャロット、

すじ播きにしました。

Img_1353_2収穫の秋

モロヘイヤ・インゲン・ピーマン・とうがんも、

収穫できました❤

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記 :向井

○○ 午 後 ○○

「社会福祉関係講座4-ネイチャーフィーリング」

講師 : 鳥山由子 先生

(日本自然保護協会参与 日本視覚障害理科教育研究会会長 元筑波大学教授)

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鳥山先生のご専門は科学。

長きにわたって視覚障害を持つ子供たちに科学を教える先生をなさって

いらっしゃいました。

現在は、先生に続く指導者、教育者をを育てるべく、

国内にとどまらずタイなど海外の方々に向けてのワークショップも開かれているそうです。

JHTSにおいては、実は2期生からずーっとお世話になっておりまして、

スタディコースの卒業生はほとんどの方が一度は鳥山先生の講義を受けているんです。

とても優しい語り口で、魅力的な鳥山先生は、植物への知識がとても広くて深い!

科学ではなくて生物の先生だったのでは?と思ってしまうほどです。

・・・それは、「目で見る」ことのできない子供たちと共に過ごすために

必要不可欠な情報量だったんだ、ということがよくわかりました。

視覚に障害がある人は「見る」以外の様々な方法でそのものを確認します。

そしてそれを表現するコトバは、人それぞれ違います。

だから私たちも、同じ方法で確認したときの情報をたくさん持っておかないと、

その体験を、その時間を、共有することはとても難しいことになってしまいます。

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「ネイチャーフィーリイングは

いつでも どこでも だれとでも 一緒にできるけれど、

体が不自由な方と一緒にするネイチャーフィーリングは

何より一番自然を感じることができるんです。」

なるほど、です。

いつも利用しているベルガーデンで、

目を閉じて、風を感じ、

さてココロの目では何が見えたのでしょうか・・・。

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記 : 田渕

スタディ18期応用実践第2回

2012年9月18日(火)

○○ 午 前 ○○

「園芸実習12-秋冬野菜の育て方2」

講師 :山 浩美先生

 (㈲山×高瀬計画室代表取締役社長

  恵泉女学園大学非常勤講師・当会顧問)

今回は、耐寒性の強い「葉物野菜」の種まきです。

な花、わさび葉、赤菜苔(コウサイタイ)を

すじ播きしました。Img_1289


先週播いたダイコンです。↓

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モロヘイヤ、バジルは、葉先を収穫。

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わき芽が出て、何度も収穫できます。

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記 :向井

○○ 午 後 ○○

「社会福祉関係講座ーレクリエーション」

講師 : 師岡文男 先生 (上智大学文学部保健体育研究室教授)

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日頃何気なく使っている「レクリエーション」というコトバは、

アクセントを前の「クリエーション」につけると”再創造”という意味になり、

後の「レクリエーション」につけると”娯楽”という意味になる。

なるほど。無意識にちゃんと使い分けていたことに気づきました。

でも、再創造と娯楽、まったく異なるわけではなく、

「普段と違うことをしてリフレッシュをすることによって元気を取り戻す」ことは

まさに生活の「再創造」。

娯楽はただの楽しみではなく、とても価値のあるものなんです。

師岡先生の講義では、このように私たちが普段意識せずに使っているコトバや

行っている仕草、行動の本当の意味、仕組みを、とてもわかりやすくお話しして

くださいます。

まるで手品のタネあかしを見ているような、そんな楽しい時間でした。

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こんなお話もありました・・・

「学歴」「職歴」のほかに「余暇歴」というコトバがあるそうです。

平均寿命がどんどん高くなっている超高齢化社会の昨今は、

人生の1/3が余暇時間になるとのこと。

ココをいかに充実させるか否かが、その人の「人生の質」に関わってくるのだそうです。

人生の質・・・生活の質・・・スタディ生の皆さん、前期で学びましたね、このキーワード。

私たちは園芸を用いて、ソコを充実させるお手伝いをする役割なんですねー。

記 : 田渕

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